オンコロLINEの友だちを対象に、がんに関する疑問やお悩みにお答えするオンコロ・ワンクエスチョン！設問によってLINEのお友だちの方々のご意見もお伺いします！

質問

「嚥下障害ってご存じですか？」

結果・解説

嚥下障害という言葉の認知度が高くなっていることが分かる結果となりました。 しかし「嚥下障害」とは状態を指す言葉ですので、嚥下障害に対しどのように評価・治療が行われるのか、嚥下障害の簡単な説明と併せてこの場で解説させていただきます。 飲み物・食べ物が飲み込みにくくなる状態のことを「嚥下障害」といいます。 がん領域では、一例ですが頭頚部の放射線治療によって唾液が出ないなどの問題が起こります。というのも「何かを飲み込む」という動作は、脳や脊髄、筋肉が関係して可能となっているため、様々な原因によって影響があると嚥下障害が起こってしまうからです。 そのため、それぞれの原因に沿った評価・治療が必要となります。実際に医療現場では嚥下障害に対して複数の診療科の医師、看護師、歯科医師、栄養士、言語聴覚士、理学療法士など様々な職種の方が連携し、適切な治療と対処を行っています。 適切な評価・治療はQOL（生活の質）を確保するだけでなく、誤嚥性肺炎の予防にも繋がります。そのため、治療中の方で食事中や唾液を飲み込むときに飲み込みにくさ、むせこみなどがある場合には、ぜひ医療従事者にご相談いただければと思います。

ご案内

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