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「がん治療・療養中にかけられて嬉しかった言葉やエピソードを教えてください」オンコロ・ワンクエスチョンvol.72

[公開日] 2025.05.16[最終更新日] 2025.05.16

オンコロLINEの友だちを対象に、がん患者さんやご家族の方などのご意見・お考えを共有したり、がんについて学べる1問クエスチョンのオンコロ・ワンクエスチョン! その結果と解説をがん情報サイト「オンコロ」にて公開しています! ▼オンコロ・ワンクエスチョンの一覧 友だち追加

質問

「がん治療・療養中にかけられて嬉しかった言葉やエピソードを教えてください」 

結果・解説

がんとの闘病は、身体的なご負担だけでなく、精神的にも大きな影響が及ぶものです。そのような時、周囲の方々からの温かい言葉や心遣いは、がん患者さんにとって何より大きな支えとなることがあります。 今回の「オンコロ・ワンクエスチョン」では、がん患者の皆様からお寄せいただいた、「がん治療中・療養中にもらって嬉しかった言葉や心に残るエピソード」をご紹介します。多くの方々が貴重なご経験を詳細に綴ってくださいました。アンケートにご協力いただいた皆様、本当にありがとうございます。 この記事が、がん患者さんご本人、そしてご家族、医療関係者、ご友人・知人といった様々な立場の方々にとって、お互いをより深く理解し、温かく支え合うためのささやかな一助となれば幸いです。

1. 医療従事者(医師・看護師・相談員など)からの嬉しい言葉やサポート

・看護師さんに握りこぶしをされながら「大丈夫、大丈夫。まだまだ生きられます」とにっこり言われたとき。 ・ドクターから治療の効果が出ていると言われた時や、ここまで副作用が少ないのも珍しいと感心された時、治療を継続する意欲が湧いた。 ・癌と宣告され、あれよあれよと言う間にいろんな検査を受け、ステージ3の肺腺癌と分かり、手術は出来ず、自分の病状とこれからの治療の方針など全く理解できていない状況で入院しました。これから自分がどうなるのか、抗がん剤治療を受けてどうなるのか、あとどれくらい生きられるのか…不安に押しつぶされそうで、入院初日に恥ずかしながら看護師さんの前で号泣してしまいました。 そんな私に看護師さんが「急に癌と言われて怖かっただろうに、よく頑張って病院に来てくれて検査受けて入院もしてくれたね。もう頑張らなくていいよ。これから頑張るのは、私たち看護師と先生だから。頑張らなくていい。ただここにいてくれたらそれでいいんだよ。もう頑張らなくていいんだよ。」と言ってくれて、手をぎゅっと握ってくれました。「死ぬのが怖い」と言う私に、「絶対に死なせないから。大丈夫。ここには何でも癌とたたかう武器があるから、どんな治療でもできるから安心していいよ。」と言ってくれたことが、心までやられそうになった私を救ってくれました。 ・「薬が効いて腫瘍が縮小しています」という結果をもらったとき。 ・紹介されて行った拠点病院での最初の診察で先生から「僕たちは検査をしたいわけじゃなくて治療をしたいんです。検査を早めにして根治を目指しましょう」と言われたこと。悪性腫瘍と分かり不安と恐怖で押しつぶされていたときにこの言葉を掛けられ、病院と先生方を信じよう、頑張ろうという気持ちになりました。 ・担当医に大丈夫だからといわれたとき。 ・初診のクリニックの先生が、私の顔を真っ直ぐ見て「頑張れば絶対に良くなるから!」と力強く励まして下さったこと。それで安心して手術や治療にも臨めました。その後も折に触れ励まして頂いたり、心配事があると真っ先に相談に行っています。 ・担当医師がステージがいくつだとか言わずに、前向きに治療方法とか前向きな事しか言わなかったこと。 ・乳がん罹患前から複数疾患があり、大病院で各科受診中です。乳がんと告知されことを各科の次の受診時に主治医に伝えたところ、喘息で受診中の呼吸器の医師からは、「生検の病理検査をみながら、僕は専門じゃないから詳しくないけどれも これをみるとあまり予後悪くなさそうだよね。乳がんとも喘息同様に長く上手く付き合っていってね」や「乳がんと言われて、なにか不安とか心配とかあればいつでもお話し聞くから。遠慮なく相談お話ししてね、手術の時などには必要な連携などは対応するから大丈夫だよ、安心してね」と言われました。 呼吸器の先生から、そう言っていただけて私は本当に安心感を得られ不安がなくました。他科の医師からも安心できる言葉がけをいただくなど、医療者からの優しい言葉がけなどは、不安感を軽減したり安心感を得るためにも本当に大切だなと感じています。 ・「医療は日々進化している」と言われて希望を持ちました。 ・抗がん剤治療が終わり、主治医が「頑張りましたね」と言ってくれたとき嬉しかった。 ・術後、体力を早く戻したくて病棟内の廊下を何周も回ってました。ある時1人の看護師から「よくやってるね。見てたよ~」と言ってもらえました。いつも心の中では「自分一人で頑張るしかないんだ!」と思っていたから、私のこと見てくれてる人がいるんだ~ととてもうれしかった。 ・先生から、よく頑張ってますよと言われた時、私頑張ってるんだと自分を認められた気がして嬉しかった。 ・「抗がん剤、頑張ったね」と先生に言われたこと。 ・肺癌ステージ4の闘病生活11年。10年を迎えた時、緩和ケア科のがん認定看護師さんから、「今ここに居ることが凄いことなんですよ。がん治療頑張ってますもんね。」と言われ、私が今生きている存在意義を認めてもらったようで、心から嬉しく思いました。 ・初めての抗がん剤治療で不安だった時、夜勤明けでお疲れのはずなのに看護師さんが私の抗がん剤投与が終わるまで側にいてくださいました。気が紛れるよう色々な話をしてくださりとても心強く今でも感謝しています。 ・術後、想像していたような痛みは無く、回診時にその事を主治医に伝えると「おれ、上手いんだねー」と笑顔で一言。落ち込んでいた気持ちがふわっと軽くなりました。上手い先生で良かったです(笑) ・化学療法室の看護師さん達に「一緒に頑張りましょうね」と励まされました。毎回毎回明るく接してくれるので、こちらもいつしか友達感覚になってしまう程です。治療しやすい環境をつくってくださっている事に感謝です。 ・無理せずできる範囲で…と以前の担当医に言ってもらったとき。 ・抗がん剤担当の看護師さんに助けられました。点滴がなかなか落ちてくれなくて、いつも正面玄関が閉まっている時間だったので遅くなってごめんなさいねと、謝ったら「気にしないでね、ストレスが一番良くないし看護師という仕事を選んだのは、患者さんが少しでも楽になって帰ってもらえれば、それが嬉しいから」と、言っていただいたことです。今でも検査の時に会ったら必ず声をかけてくださいます。 ・設備の整っている大学病院で治療中です。分からない事や先生に聞きづらいことなど、看護師さんに親身に深い知識と共に対応していただける事に心が落ち着きます。初のCT検査の時も予後も解らず不安でつい顔が下を向いてしまい、そんな時に看護師さんがそっと顔のぞきこみ「大丈夫?」と声を掛けていただきました。些細なことかもしれませんがなぜか安心したのです。 私自身が看護師ですが、自分の事は思うようにはならず、改めて、患者様の心に寄り添い、私達医療者は全力であなたをサポートしますと心に秘め仕事をしようと誓いました。また、残念ながら違う病院でうけた放射線治療中の看護師の対応が酷く、治療の辛さに精神的苦痛を味わい5キロの体重減少や不眠におちいりました。看護師を配置するなら、どのような役割を担うのかしっかりと教育が必要であり、がん患者様の苦しみに寄り添う大切さ、また適材適所が大切だと感じたところでした。 ・ケモ室の看護師さんや相談センターの相談員さんが話を聞いてくれたこと。 ・治療と仕事に悩んだ時に病院の相談支援センターの人から「あなたのペースで我慢しなくて良いからね。病院にいる人達は医師もナースさんも私達もみんなあなたのことを守るからね」って言われて涙が出るくらい嬉しかったです。治療を始めてもうすぐ10年になりますが、今も病院のスタッフさん達は私の支えになってくれています。 ・その後抗がん剤治療で入院した時、お世話になってた看護師さんがサプライズと言って病室に会いに来てくれたこと。 ・看護師さんが「私も手術したよ」や「化学療法しながら仕事してる」など経験談を話てくれ、意外と身近に多くいることで心強く感じ治療できたこと。 ・がんサバイバーの医師の方から、あまり先のことを考えてあれこれ心配するより、短期的な希望に向かって、今できることを一つ一つ精一杯したほうが良いとアドバイスをいただいたこと。

2. 家族・親族、友人・知人からの嬉しい言葉やサポート

・退院の前日に娘(結婚して家を出てます)が「明日一緒に家に帰ろうね」とラインをくれたこと。 ・娘が高校3年生の時、抗がん剤がしんどくてもう辞めたいともらしたら、「(娘の名前)が看護師になるのを見届けるのが親の役目でしょ!」と叱ってくれた事です。娘は小学生の頃から「看護師になりたい」と言っていました。 ・抗がん剤治療中、倦怠感が強く起き上がれない時期と息子の小学校の遠足が重なってしまいました。夫は料理は全く出来ないので、どうしようかと悩んでいました。そんな時、私の治療の事を知っている義妹が、自分の子の弁当を作るついでだからと、息子の弁当を作ってくれました。しかも、唐揚げや卵焼きなど息子の好きな物いっぱいの美味しそうなお弁当で、嬉しくて涙が出ました。義妹は大切な恩人です。 ・副作用で動けない時は、無理しないでゆっくり休む事と家族からの言葉。 ・退院の日「迎えにいこうか?」と言ってもらえたこと。 ・姉弟や親しい友人からかけられた「出来ることがあれば、何でも言ってね」という言葉です。それぞれ別々に言われたのですが、適度な距離感が嬉しかったです。 ・娘が毎週有名なケーキ店でケーキ買って来てくれた。 ・手術の前日、友人が遠方から自宅の近くにある、おっぱい観音と言われる間々観音のお守りを病院まで持って来てくれました。心強かったです。 ・友人に癌治療で入院していたことを話したとき、「今は癌は治る病気だと思ってる。私の母もステージ4だったけど、治療して今でも治療しながらだけど元気に暮らしてるよ。だから、あなたも治ると信じてる。」と言ってもらえたときにとても力が湧いた。癌患者を家族に持った経験のある人からの言葉は力をくれました。 ・治療を始めて数ヶ月した後、病気のことを打ち明けた友人(理学療法士)に「話してくれてありがとう。たくさん考えたけど、今まで通りにお付き合いさせてね。たくさん笑おう!」と言われました。癌になる前のように接してもらえることがとても嬉しいです。 ・知人から「知り合いがガンになったけど、手術をして今はすっかり元気になっている」と聞き、手術に前向きに臨むことができました。 ・「ステージ4がなんや!受け止めてしっかり治そう!前を向いてしっかり生きろ!!」と治ると信じてくれた友人の気持ちが嬉しかったです。ずっと私の心の支えになっている言葉です。 ・幼馴染の友人から「何か協力できることがあったら遠慮せず、何時でも連絡ちょうだい」と友人のご家族全員から声をかけていただいたこと。 ・友達に癌を告白した時、友達にも負担をかけたかなと言わない方がよかったかなと思っていたら「ずーっと友達だからね、気にしなくていいよ、なんでも言ってね」と言われて気持ちが楽になった。 ・遠くに住んでいる幼馴染が何年かぶりに、わざわざ夜行バスで駆けつけてくれた。 ・親戚や友達からお守りやタオルハンカチや靴下をメッセージとともにもらい、治療の励みになりました

4. 職場の人々からの理解と復帰を願う温かい言葉やエピソード

・職場の同僚から「待ってるよ」とのラインをもらったこと。 ・子宮の肉腫の中でも希少なものになり、調べれば調べるほど予後不良の文字ばかりでこのまま死ぬと覚悟はしたものの、何とか頑張って生きていた頃、半年も経たないうちに肺への転移があり、人生の終わりを見た気持ちになり休職から退職を決意した時に職場のエリア部長から「貴方なら大丈夫。必ずここに帰っておいで。」と言われた事が、もう一度生きてみたいと心に沁みた、さりげないけど暖かく忘れられない言葉です。 ・取引がなくなった会社が多数ある中で、社員たちが取引停止を求めたのに、何も言わずにそのまま普通に仕事を回してくれた社長たちがいたこと。 ・希少がんで同じ組織型の人は全員5年以内に亡くなってると聞いていたので、手術から5年経った日に同僚から「5年経ったね」と声をかけられ、嬉しかった。 ・「あなたがいないとダメだから、元気になって戻ってきてね」と言ってもらえたこと。

5. 同じ経験を持つ患者さんからの嬉しい言葉やサポート

・「頑張って」は負担になる事もありますが、同じ入院患者さんから「頑張ろうね」が一番心強かった。 ・気休めでも同じガン患者さんから「大丈夫だよ」と言われると気が楽になった。 ・「一緒にがんばろう」という言葉

6. その他(立場を特定しにくい言葉や、具体的な行動・配慮など)の方からの嬉しい言葉やサポート

・病気を知りながら、それまでと変わらず接してもらえたこと。大袈裟に気にしてもらうことは、とても嫌だった。 ・こちらの状況をしっかり聞いて貰えるだけで良い。 ・「頑張ってね」ではなくて「頑張っているね」や、「何か必要なら声かけてね」と声をかけてもらったこと。 ・「必ず治る!!」と言ってもらえたこと。 ・いつもと変わらずにいてくれたことが嬉しかった。 ・自分から話ができるような雰囲気、私より先に泣かない対応。 ・(退院を目指して)「待っているよ」の寄せ書きをもらったこと。 ・「いつでも飛んでいくから、何でも言ってね。応援しているよ」という言葉をもらったこと。 ・切除手術を受けた時、一週間の入院予定のところ五日で退院できたこと。入院日数など病院側の事情があったのかもしれないが、がんであること以外は大丈夫だと思うことができました。 ・病院のコンビニの店員さんが、やさしく対応してくれて泣けた。 ・冷え防止靴下を届けてくれたこと。 ・私に頑張れではなく私の身体に頑張れと言ってもらったこと。 ・睫毛や眉毛が全く抜けなかったので、毛根が強いねと言われたこと。 ・近所の方からもらった「町内会の当番等、大変な時は声掛けてください」と思いやりある言葉 ・闘病中です。「1人じゃない、いつも側にいる」って言ってくれることが最高に嬉しい。

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