オンコロLINEの友だちを対象に、がん患者さんやご家族の方などのご意見・お考えを共有したり、がんについて学べる1問クエスチョンのオンコロ・ワンクエスチョン! その結果と解説をがん情報サイト「オンコロ」にて公開しています!
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オンコロ・ワンクエスチョンの一覧
質問
「がん治療中・後に『睡眠の悩み(不眠・過眠など)』はありましたか?」
結果・解説

「治療が始まってから眠れない」「日中も眠くて仕方ない」といったお悩みはありませんか?
今回のオンコロ・ワンクエスチョンでは、LINE友だちの方に睡眠の実態を伺いました。多くの方が抱える睡眠の悩みの実態と、その背景にある原因などを解説します。
がん治療中・後の「睡眠の悩み」の実態
今回のオンコロ・ワンクエスチョンでは、回答者の約90%が、治療中や治療後に何らかの睡眠の悩みを経験したことが明らかになりました。
具体的な回答結果は上図の通りとなりますが、「眠りが浅く何度も目覚める」といった中途覚醒や、寝つきが悪い、眠っても休まった感じがしないといった悩みのほか、日中に強い眠気を感じるなど、睡眠に関する悩みは多岐にわたっています。
なぜ睡眠の悩みが起こるのか
がんに関連する睡眠のお悩みは、単一の要因だけでなく、複数の要素が複雑に影響し合って発症すると考えられています。
①身体的要因:
痛み(がんによる痛み)、倦怠感、吐き気、頻尿、息苦しさなどの身体的症状によって、眠りが妨げられることがあります。
②精神的・心理的要因:
病状や治療に対する不安、将来への心配、抑うつ状態、ストレスなどが睡眠に影響することがあります。
③治療や薬剤の影響:
がん治療や使用する薬剤の影響に加え、治療に伴う痛み、ほてりや寝汗などの症状が睡眠に影響することがあります。
④生活リズム・環境の変化:
入院に伴う生活環境の変化、活動量の低下、日中に光を浴びる機会の減少などによって、睡眠・覚醒のリズムが乱れることがあります。
日常でできるセルフケア
睡眠環境を整えるために、まずは無理のない範囲で生活習慣や環境を見直すことが一つの方法です。
・朝の光を浴びる:毎朝できるだけ決まった時間に起き、朝の光を浴びることで、体内時計を整えることにつながります。
・メリハリのある生活:体調が許す範囲で、日中に軽い散歩やストレッチを行い、適度な活動量を維持します。
・寝室環境の調整:室温・湿度・照明を快適に保ちます。また、就寝前のスマートフォンなどの電子機器の使用を控えることも、睡眠環境を整える工夫の一つです。
※これらは一般的な睡眠環境を整えるための工夫です。治療状況や体調により実践が難しい場合は、決して無理をしないでください。
自己流での過度な対策(無理な運動など)は避け、ご自身の状態に合った安全な対処法については、主治医や医療スタッフにご確認ください。
無理をせず、医療スタッフへ相談を
「がんの治療中だから仕方がない」「経過観察中だから病院に相談してはいけないのでは……?」と、睡眠の悩みを我慢する必要はありません。
睡眠の悩みが続くと、日中の活動や気分、生活の質(QOL)に影響することがあります。また、日中の強い眠気や疲労感には、睡眠不足だけでなく、治療や薬剤の影響、がん関連疲労など、さまざまな原因が関係している場合もあります。
症状が続く場合は、我慢せずに主治医、看護師、薬剤師などの医療スタッフに相談してください。必要に応じて、痛みや吐き気などの症状への対応、服用している薬の調整、睡眠に関する専門的なサポート、薬物療法などが検討されます。緩和ケアチームや精神腫瘍科などへの相談が提案されることもあります。
がんの治療やその後の生活では、身体的にも精神的にも大きな負担がかかることがあります。眠れないことや日中に強い眠気を感じることは、決して珍しいことではありません。
一人で抱え込まず、気になる症状があるときは医療スタッフに相談してみてください。
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