「がんの治療中にむくみが問題となる場合があることをご存じですか?」オンコロ・ワンクエスチョンvol.13


  • [公開日]2024.03.13
  • [最終更新日]2024.03.25

オンコロLINEの友だちを対象に、がんに関する疑問やお悩みにお答えするオンコロ・ワンクエスチョン!設問によってLINEのお友だちの方々のご意見もお伺いします!

質問

「がんの治療中にむくみが問題となる場合があることをご存じですか?」

結果・解説

多数の方が、がん治療時にむくみが問題となることをご存じな結果となりました。
実は今月3月6日は世界リンパ浮腫の日となっていますので、この機会に「むくみ(浮腫)」について学んでいただければ幸いです。

むくみに対して多くの方は手足がむくむことをイメージされやすいですが、がんにおいては手足に限らず、例えば脳内や胸(肺)、お腹など体の中に余分な水分・リンパ液が溜まってしまう場合もあります。それがおなかの場合には腹水、胸腔の場合には胸水とも言います。
このむくみが起きる原因には、
・リンパ節の切除を行うこと(乳がんや子宮がん、卵巣がん、前立腺がんなどの治療で見られる)
放射線治療や一部の薬物療法を行うこと
・腫瘍等によって静脈等の流れが悪くなる場合
などがん関係による要因から、循環器や栄養などによる要因によっても起り得るといえます。

また、むくみへの対策には、むくみが起こらないようにする予防的なものと、むくみを改善・悪化を避けるものがあります。発症予防・早期発見が重要となっておりますので、ご自身の体を定期的に観察し、ご不明・ご不安なことがありましたら医師にご相談ください。

ご案内

オンコロ・ワンクエスチョンに参加したい、他のがん患者さん・ご家族の方の意見・考えを知りたいという方は、オンコロのLINE公式アカウントを友だち追加の上、日曜日に配信されるオンコロ・ワンクエスチョンにご回答ください。

友だち追加

×

会員登録 ログイン