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「がんクイズ:がん専門病院(がん診療連携拠点病院など)の特徴として、正しい説明はどれでしょうか」オンコロ・ワンクエスチョンvol.127

[公開日] 2026.06.19[最終更新日] 2026.06.19

オンコロLINEの友だちを対象に、がん患者さんやご家族の方などのご意見・お考えを共有したり、がんについて学べる1問クエスチョンのオンコロ・ワンクエスチョン! その結果と解説をがん情報サイト「オンコロ」にて公開しています! ▼オンコロ・ワンクエスチョンの一覧 友だち追加

質問

「がんクイズ:がん専門病院(がん診療連携拠点病院など)の特徴として、正しい説明はどれでしょうか

結果・解説

  がんと診断されたときや、治療を続ける中で、「がん専門病院って普通の病院と何が違うのだろう?」「どんなサポートが受けられるの?」と疑問に思うことはありませんか? 今回のオンコロ・ワンクエスチョンの解答とともに、専門病院が持つ本来の役割と、患者さん・ご家族を支える仕組みについて分かりやすく解説します。

クイズの選択肢:正解と解説

今回のクイズの正解は下記のようになります。 ( 〇 )がん治療の専門医や看護師など、多職種によるチーム医療が行われている。 ( 〇 )新しい薬や治療法の開発につながる臨床試験(治験)を積極的に実施・協力している。 ( ✕ )風邪や一般的な生活習慣病の管理・診療を主な役割(目的)としている。 ( 〇 )患者や家族が相談できる「がん相談支援センター」などの窓口が設置されている。 ( ✕ )地域住民向けの健康診断(メタボ健診など)を広く実施することが最大の役割である。 1. 【正解】がん治療の専門医や看護師など、多職種によるチーム医療が行われている。 現代のがん治療は、手術、薬物療法(抗がん剤など)、放射線治療、そして痛みを和らげる緩和ケアなど、非常に複雑で専門化しています。そのため、医師一人の判断ではなく、さまざまな分野の専門家が連携して治療方針を検討する「チーム医療」が基本となります。 国から指定を受けた「がん診療連携拠点病院」などでは、各診療科の医師をはじめ、がん専門・認定看護師、薬剤師、ソーシャルワーカーなどが連携する体制づくりが進められています。定期的に多職種での症例検討会(キャンサーボード)を開くなど、病院全体で最適な治療方針を検討する取り組みが行われています。 ※具体的なチームの編成や規模は、病院によって異なる場合があります。 2. 【正解】新しい薬や治療法の開発につながる臨床試験(治験)を積極的に実施・協力している。 いま一般的に使われている標準治療(現時点で有効性と安全性が最も確立されている治療)も、かつては多くの患者さんの協力による臨床試験(治験)を経て開発されました。がん専門病院や大規模な拠点病院には、将来のより良い治療法の開発に貢献する役割も期待されています。そのため、新しい薬や治療法の治験が数多く実施されており、開発に積極的に協力しています。 ただし、治験はがん専門病院だけで行われているわけではありません。大学病院や、治験に力を入れている地域の総合病院などでも広く実施されています。現在の治療以外にも新たな選択肢を検討したい場合は、まずは主治医や病院の相談窓口に尋ねてみるのが確実です。 3. 【不正解】風邪や一般的な生活習慣病の管理・診療を主な役割(目的)としている。 この選択肢が不正解である理由は、これらの病院の主な役割・目的は、あくまで「がんの専門的な診断や治療」だからです。風邪や生活習慣病の日常的な管理そのものを主な目的としているわけではありません。ただし、がん治療中に風邪をひいたり、もともと持病(糖尿病や高血圧など)があったりする場合の対応は、病院の性質(タイプ)によって以下のように異なります。 ・がんセンターなどの単科病院の場合: がんセンターなどの専門病院では、がん治療を中心とした診療体制となっているため、風邪や生活習慣病などの日常的な健康管理については、地域のかかりつけ医と連携して対応することが一般的です。 ・総合病院(拠点病院)の場合: 院内に他の診療科(内科や糖尿病科など)があるため、がん治療を行いながら、持病の管理も同じ病院の中(別の診療科)で並行して受けられるケースが多くあります。 このように、基本の役割は「がん診療」としつつも、病院の性質に合わせて、院内または地域全体で患者さんの全身の健康をサポートする仕組みがとられています。 4. 【正解】患者や家族が相談できる「がん相談支援センター」などの窓口が設置されている。 がんと向き合うとき、医療のことだけでなく、お金(医療費)、仕事との両立、家族との接し方、心のつらさなど、生活全般にわたるさまざまな不安や悩みが生まれます。 こうした悩みに対応できるよう、国が指定する「がん診療連携拠点病院」などには、「がん相談支援センター」という窓口の設置が義務付けられています。ここには、専門的な研修を受けた看護師やソーシャルワーカーなどの相談員が配置されています。その病院に通院していなくても誰でも無料で、また多くの施設では匿名での相談も可能です。 ※すべての「がんを診る病院」にあるわけではありません。お近くの設置病院の探し方については、下記をご確認ください。 ▼がん情報サービス:がん相談支援センターの探し方 5. 【不正解】地域住民向けの健康診断(メタボ健診など)を広く実施することが最大の役割である。 医療機関が「がん専門病院」や「がん診療連携拠点病院」として位置づけられる場合の主な役割は、健診で「がんの疑いがある」と判定された後の精密検査や、確定診断、そして実際の専門的ながん治療です。 ただし、総合病院が拠点病院を兼ねているケースでは、その病院に健診部門があり、住民健診や人間ドックを広く実施していることも一般的です。選択肢5が不正解であるのは、あくまで「がん診療に関わる部門としての最大のミッションは、予防よりも、その後の精密検査や治療である」という意味です。このように、地域の中で得意な役割を分担することで、専門的な医療が必要な患者さんへ迅速に医療を提供できるようになっています。

最後に:セミナーのご紹介

オンコロちゃんねるにて、「がん専門病院の役割」をテーマにしたセミナー動画を公開しています。ぜひご視聴ください。

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