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「がんクイズ:がんの治験について正しい説明はどれでしょうか?」オンコロ・ワンクエスチョンvol.122

[公開日] 2026.05.14[最終更新日] 2026.05.14

オンコロLINEの友だちを対象に、がん患者さんやご家族の方などのご意見・お考えを共有したり、がんについて学べる1問クエスチョンのオンコロ・ワンクエスチョン! その結果と解説をがん情報サイト「オンコロ」にて公開しています! ▼オンコロ・ワンクエスチョンの一覧 友だち追加

質問

「がんクイズ:がんの治験について正しい説明はどれでしょうか?

結果・解説

  がんの治療選択肢の一つにもなり得る「治験」。新しい薬や治療法を患者さんに届けるための重要なステップですが、その実態については正しく知られていない側面もあります。 今回のオンコロ・ワンクエスチョンの結果をみると、「途中でやめられる」という重要な権利は広く認識されている一方で、「プラセボ(偽薬)」に関する誤解も多いことが分かりました。 本記事では、治験に関する正しい情報を整理して解説します。

治験とは何か?

治験は、新しい薬が国の承認(製造販売承認)を得るために、人での効果と安全性を確認する試験のことです。科学的・倫理的なルール(GCP:医薬品の臨床試験の実施に関する基準)を厳守して行われます。

クイズの選択肢:正解と解説

今回のクイズの正解は下記のようになります。 ( ✕ )治療効果のないプラセボ(偽薬)を処方(投与)される場合がある ( ✕ )標準治療がなくなった人しか参加できない ( ✕ )希望すれば、誰でもすぐに参加することができる ( 〇 )納得できなければ、いつでも途中でやめられる ( ✕ )費用は通常の治療より高額になる 1. 【正解】納得できなければ、いつでも途中でやめられる この認識は非常に高く、正しい理解です。治験への参加は、患者さんの「自発的な自由意思」に基づいています。 ・権利の保障: 治験に参加した後、いかなる理由であっても、たとえ理由を言わなくても、いつでも参加を取りやめることができます。 ・不利益の否定: 途中で辞めたからといって、その後の通常の治療において不利益を被ることは決してありません。 2. 【誤解】治療効果のないプラセボ(偽薬)を処方(投与)される場合がある がんの治験において、最も誤解が多いポイントです。がんの治験では、倫理的な観点から「有効な標準治療が存在するにもかかわらず、標準治療を行わずにプラセボのみを使用する」というデザインは一般的ではありません。 ・がん治験の基本: がん治療において、治療を全く行わず、プラセボのみを使用することは、倫理的な観点から一般的には行われません。 ・比較試験の方法: 通常は、現在の標準治療法と、新しい治療法や新薬を比較して検証します。 ・プラセボの使用例: 新薬を上乗せする効果を見る場合などに、「標準治療+新薬」と「標準治療+プラセボ」を比較することはありますが、この場合も患者さんは必ず標準治療を受けることができます。 なお、厳密には以下のようなケースではプラセボ対照が組まれることがあります。 ・標準治療が存在しない状況 ・支持療法中心の状況 ・一部の維持療法試験 ・症状緩和やQOL評価主体の試験 3. 【誤解】標準治療がなくなった人しか参加できない 治験は「最後の手段」と考えられがちですが、実際にはそうではありません。 ・幅広い段階: 初回治療(1次治療)としての治験も存在します。一方で、がん種や病状によっては、まず標準治療が推奨されるケースもあります。 ・目的の違い: 治験によって「手術後の再発を防ぐ効果」や「最初の抗がん剤治療としての効果」など、目的とするフェーズが異なります。 4. 【誤解】希望すれば、誰でもすぐに参加することができる 治験は、新しい治療法の有効性や安全性を確認するための医療研究として行われるため、厳格な条件があります。 ・適格基準: がんの種類、ステージ、これまでの治療歴、臓器の機能(肝臓や腎臓の数値)、全身状態(パフォーマンスステータス)など、非常に細かな条件が定められています。 ・人数の制限: 予定された人数に達した時点で募集は締め切られます。 5. 【誤解】費用は通常の治療より高額になる 治験内容によっては、患者さんの費用負担が軽減される場合があります。また、通院にかかる交通費などの負担を軽減するための「負担軽減費」が支払われるケースもあります。 ・治験薬の提供: 開発中の治験薬そのものは、製薬会社から無償で提供されます。 ・検査費用の補助: 治験に関連する特定の検査費用や診察費については、製薬会社側が負担する場合があります。 ・通常の診療範囲: 通常診療部分については保険診療となりますが、治験薬や一部検査費用は企業側が負担するため、患者さんの自己負担が軽減されるケースもあります。

納得できる選択のために

治験は、未来の医療をつくるプロセスであると同時に、患者さんにとって、「開発中の新しい治療に早くアクセスできる」一つの選択肢でもあります。ただし、治験中の治療は有効性や安全性を確認している段階であるため、十分に理解したうえで参加を検討することが重要です。 もし治験を検討される場合は、以下の点を確認することをおすすめします。 1. 担当医への相談: 現在の病状や治療状況に合う治験があるかどうか。 2. がん相談支援センター: 治験情報の検索や、内容の理解をサポートしてくれます(がん診療連携拠点病院などに設置されています)。 3. 治験情報の公表サイト: がん情報サービスやjRCT(臨床研究等提出・公開システム)などで、現在実施中の治験情報を検索できます。 また、がん情報サイト「オンコロ」では「オンコロ病院&治験MAP」というサービスをご提供しています。マップ上から、治験を実施している施設などを探すことが可能です。もしよろしければご活用ください。

最後に:セミナーのご紹介

フリーアナウンサー笠井信輔さんとがん専門医の山本先生の対談形式で「がんと治験」について分かりやすく解説しております。ぜひご視聴ください。

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