
オンコロLINEの友だちを対象に、がん患者さんやご家族の方などのご意見・お考えを共有したり、がんについて学べる1問クエスチョンのオンコロ・ワンクエスチョン! その結果と解説をがん情報サイト「オンコロ」にて公開しています!
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質問
「がんクイズ:皮膚がんであるがんはどれでしょうか?」
結果・解説

今回のオンコロ・ワンクエスチョンでは、皮膚がんに分類されるがんについて、クイズ形式で実施しました。がんの分類は難しく、意外な誤解が少なくありません。がん患者さんやご家族の方、そして健康な方も、ぜひこの機会にご自身の知識をチェックしてみてください。
クイズの正解
今回のクイズでは「皮膚がんであるがんはどれでしょうか?」と選択肢の中から該当すると思うがん種を選んでいただきました。
圧倒的多数で「基底細胞がん」が選択されましたが、実はこの中に正解は3つあります。また、意外と多くの票を集めた「網膜芽細胞腫」は、実は皮膚がんではありません。下記では、各疾患の正しい解説と、早期発見のためのポイントをご紹介します。
クイズの解説
皮膚がん(皮膚悪性腫瘍)に分類されるのは「基底細胞がん」「血管肉腫」「乳房外パジェット病」の3つです。
( 〇 )基底細胞がん
( ✕ )肺腺がん
( 〇 )血管肉腫
( 〇 )乳房外パジェット病
( ✕ )網膜芽細胞腫
それぞれのがんについて解説いたします。
1.基底細胞がん:皮膚がん
最も多くの票を集めた通り、日本で最も頻度の高い皮膚がんです。
・特徴:顔(特に鼻や目の周り)によくでき、黒色で光沢のある「ほくろ」のように見えることが多いのが特徴です。
・ポイント:高齢の方に多く見られ、局所浸潤は強いですが、転移することは極めて稀です。
2.血管肉腫:皮膚がん
認知度は低いですが、進行が早く非常に悪性度が高いため注意が必要です。
・特徴:皮膚の血管内皮細胞から発生します。高齢の方の頭部や顔面に、「打ち身(青あざ)」のような赤紫色の斑点やしこりとして現れるのが一般的です。
・ポイント:最大の特徴は「ぶつけた覚えがないのに、内出血のようなあざができ、治らずに範囲が広がる」ことです。進行すると出血しやすくなるため、ただのあざと軽視せず皮膚科へ相談が必要です。
3.乳房外パジェット病:皮膚がん
「バジェット病」という名前から、皮膚がんのイメージが湧きにくかったかもしれません。
・特徴:外陰部や脇の下など、汗を出す腺(アポクリン腺)がある場所に発生します。
・ポイント:赤い斑点やただれができ、かゆみを伴うこともあるため、「湿疹」や「たむし(水虫)」と間違われやすく、塗り薬が効かずに受診して発覚するケースが多くあります。
4.肺腺がん:肺がん
・解説:これは肺の奥にある「腺細胞」ががん化したもので、皮膚がんではありません。
・ポイント:罹患率は高齢になるほど高くなりますが、若年層(AYA世代)や働き盛りの世代で発症することもあります。幅広い年代で発症する可能性がある病気です。
5.網膜芽細胞腫:小児がん
今回、88名の方がこれを選ばれましたが、これは「眼球(網膜)」にできるがんです。
・特徴:主に乳幼児(5歳以下)に見られる病気です。暗いところでライトを当てると、猫の目のように瞳の奥が白く光って見える「白色瞳孔」という症状で発見されます。
・ポイント:名前に「細胞腫」とつくため皮膚の腫瘍を連想されたかもしれませんが、これは目の中にできるがんです。早期発見で視力や眼球を残せることが多いため、お子さんの目の見え方に違和感があれば眼科受診が必要です。
まとめ:皮膚がんは「目に見える」がん
皮膚がんは体の表面にできるため、自分の目で見つけられる可能性が高いです。
・治りにくい湿疹やかゆみ
・急に大きくなる、形のいびつな「ほくろ」
・覚えのないあざや出血
こうした症状に気づいた場合は、「ただの皮膚トラブル」と自己判断せず、早めに皮膚科専門医に相談することが大切です。正しい知識を持つことが、自分やご家族を守る第一歩になります。
※ 本記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、診断や治療に代わるものではありません。症状が気になる場合は、必ず医師にご相談ください。
最後に:セミナーのご紹介
最後に、オンコロ主催のがんセミナーのご紹介です。専門医に皮膚がんについて詳しく解説していただきました。今回のオンコロ・ワンクエスチョンで「皮膚がんについてより学びたい!」と思われた方は、ぜひセミナー動画をご覧ください。
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