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「がんとヘヴィメタルとチャリティー(アイアン・メイデン編)」

[公開日] 2016.01.29[最終更新日] 2016.01.29

 先日、イギリスのヘヴィメタルバンド「Iron Maiden(以下:アイアン・メイデン)」1)の来日公演情報がリリースされました2)。 この記事が、どれだけの人に楽しんで貰えるかは別にして、また、私が高校時代からヘヴィメタルが大好きで、アイアン・メイデンの大ファンであったこととも関係ありません。 1  でも、本論に入る前に少しだけ確認しておくと、ヘヴィメタルとは「重い金属」のことではなく、音楽の一ジャンルで相対的にうるさめの音楽の一種です3)。アイアン・メイデンはイギリスを代表するロックバンド(ヘヴィメタルバンド)です。  更に、この記事とアイアン・メイデンがいかに凄いバンドであるかもあまり関係はないのですが、一応説明しておくと、結成してから40年余り、アルバムセールスは全世界で9,000万枚に達する世界的にも最も成功したバンドの一つです。  写真を見ると「なんだ、ただのおっさんじゃん」という突っ込みが聞こえそうですが、2012年イギリスのエリザベス女王が在位60周年を迎えた年、HMVが、ここ60年で最も優れたイギリスのアルバムの投票を行ったところ、なんとアイアン・メイデン1982年のアルバム『魔力の刻印』が1位に選出されたと報道されています。なんでこれが凄いって、ビートルズやクイーンやオアシスやピンク・フロイドを抑えてこのおっさんたち、もとい、アイアン・メイデンのアルバムが一位に輝いているのです4)。  「おかしいんじゃないか?イギリス人?」と突っ込みが入ってきそうですが、イギリスだけでなく、そして一般セールスだけでなく、アイアン・メイデンは、多くのアーティストにも影響を与え、最近ではアメリカのアーティスト:レディー・ガガは、アイアン・メイデン好きを公言しており、 「誰かが『おお、彼女は次のマドンナだわ』って言われたら、『違うわ、わたしは次のアイアン・メイデンなの』って言ってるの」という程、尊敬し心酔しているのです5)。  前置きが長くなりましたが、私がヘヴィメタル、アイアン・メイデンが大好きで、今年4月に来日公演が両国国技館2daysで開催されるので6)、興奮して記事を書いているのではありません。でも、一番好きな曲(全部好きですが)「Aces High」は一応、紹介しておきます7)ian  さあ本論です。実は、ヴォーカルを担当するブルース・ディッキンソン(以下:ブルース)は、昨年の2月には自身が舌のがん「舌がん」に罹患し治療を行ったと公表しました。更にその後、咽頭にもがんがあり、これらの治療にも取り組んだと言われています8)。  そんな中、昨年新譜『魂の書~ザ・ブック・オブ・ソウルズ』をリリースし、この新譜を引っさげてなんと実質8年ぶりに来日公演を行うのです。本当は、2011年3月に日本での公演が決まっていたのですが(私も同年3月13日のさいたまスーパーアリーナのチケットを持っていた)日本は3.11をむかえてしまうのです。  彼らはそんな中、心を日本に残し、次の公演地リオに飛び、リオのライブでブルースは、日本で苦難と戦う人々への言葉と、亡くなられた方への鎮魂の言葉を送ってくれました。日本のファンはどれだけ彼らの来日を待っていたでしょう。そして、全世界のがん患者、頭頸部がん患者に勇気と希望を与えてきたでしょう。ちなみに頭頸部がんに関しての資料を引用しておきます9)。  それだけではありません。ブルースは、自身が、がんに罹患する前から、ディープ・パープルのドラマーであるイアン・ペイスとその婦人がきっかけで始まった小児がんや若年性がんの支援、研究助成のための活動に、イギリスを代表するアーティストたちと一緒に関わり、これらの活動のための寄付を集める活動にも参画していました10)3  他にも、難病と闘う子供たちへの音楽療法にもチャリティーで参加し、病院訪問なども行っています。もちろん、子供たちは、ブルースが世界を代表するヘヴィメタルバンドのメンバーであることなど知る由もなく、また、彼も知ってもらおうとも思っていないと思います。そして、このような活動に対する支援・寄付を呼びかけています11)2  好きな音楽のジャンル、好きなアーティスト、それこそ個人の感性と好みです。アイアン・メイデンの来日公演の報を知り、私は、オンコロでがんと勇敢に立ち向かい、がんと闘うサバイバーを勇気づけ、子供たちへの大きな愛を示す、ヘヴィメタルバンド、アイアン・メイデン、ブルースを知って欲しかったから、ここまで記事を書いたのかなと思っています。  私は、ブルースになれないけれど、ブルースのマインドをオンコロの活動や、その他の活動につなげたいと思っています。結果的にただのヘヴィメタル、アイアン・メイデン好きのライターの記事ですね。でも、がんの領域でのエンタメ・音楽・ロックの力はこれだけではないのです。次回以降また「がんとヘヴィメタルとチャリティー(XXXXX編)」につながります。 追伸:どなたかアイアン・メイデン行かれる方いますか?両国国技館でお会いしましょう!Rock Beats Cancer !! 記事:柳澤 昭浩 1)http://www.ironmaiden.com/ 2)http://www.creativeman.co.jp/artist/2016/04iron/ 3)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%98%E3%83%B4%E3%82%A3%E3%83%A1%E3%82%BF%E3%83%AB 4)http://ro69.jp/news/detail/68414 5)http://nme-jp.com/news/3842/ 6)http://www.creativeman.co.jp/artist/2016/04iron/ 7)https://www.youtube.com/watch?v=COvCPJGjaiE 8)http://www.barks.jp/news/?id=1000112913 9)http://www.cancernet.jp/toukeibugan 10)https://www.youtube.com/watch?v=lsfeFkocjMQ 11) https://www.youtube.com/watch?v=uqwt3K6E_Zc
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