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映画「エンディングノート」

[公開日] 2015.07.31[最終更新日] 2015.07.31

オンタメスタッフお勧めコメント

多くの方は、「しゅうかつ」という響きを聞けば、「就活」いわゆる「就職活動」を思い浮かべると思います。この映画のテーマも「しゅうかつ」ですが、こちらは、人生を終えるための活動「終活」をさしています。 主人公は、日本の経済を支えた猛烈サラリーマンであった砂田智昭さん。筆者の父親と同じ世代で、映画を見た時、なんとも親近感を覚えました。そんなお父さんが定年退職し、第二の人生を歩み始めた時に発覚した「胃がん」(ご存知のように、日本人で最も罹患者数が多いがん種の1つ)。 この映画の凄いところは、撮影・編集・監督は、実の娘さんである砂田麻美さんであることです。登場人物も、砂田智昭さんご本人は当然ですが、ご家族など、全てがリアルストーリー(真実の物語)であり、いわゆる「がん」をテーマにした映画とは一線を画すものです。これは、監督の砂田麻美さんがドキュメンタリーを学んでいたことも影響しているのではと思います。 真実の物語であること、またテーマも「がん(胃がん)」「誰もが避けることができない死」を扱っており、今がんと闘う患者さん、ご家族には辛い場面もあるものの、フィクション映画にありがちなお涙頂戴的なものではなく、時にユーモアもあり、また家族の絆を感じる映画です。 冒頭に紹介した言葉「終活」も、この映画を境にメディアに取り上げられることも多くなり、ご存知の方もいたかもしれません。また、この映画のタイトルである「エンディングノート」は、遺書のように形式ばったものではなく(法的効力があるものではなく)、「自分が生きた最期の覚書」と言われています。 筆者は、この映画が公開された2011年の初日に劇場に観にいったのですが、終演後、多くの方々が涙していたものの、皆、暖かい表情であったのを今でも覚えています。 <エンディングノート公式HP> http://www.bitters.co.jp/endingnote/ そして、8月8日(土)に東京・秋葉原で開催されるAKIBA Cancer Forum2015において「エンディングノート」の上映会(無料・要申し込み)が開催されます。ご興味がある方は、是非、ご参加されてみてはどうでしょうか? <AKIBA Cancer Forum「エンディングノート」概要・申し込み> http://www.cancernet.jp/acf/program/ending-note

基本情報

・タイトル:エンディングノート ・製作年:2011年 ・製作国:日本 ・上映時間:89分

スタッフ・キャスト

監督:砂田 麻美 製作:是枝 裕和 プロデューサー:是枝 裕和 撮影:砂田 麻美 編集:砂田 麻美

解説

がんの宣告を受けた一家の父が自らの人生を総括し、家族へあてた“エンディングノート”を残すまでの姿を軽妙なタッチでつづったドキュメンタリー。2009年、何事も「段取りが命」をモットーに高度経済成長期を支えてきた熱血営業マンの砂田知昭は、67歳で会社を退職。第二の人生を歩み始める。しかし、その矢先に重度の胃がんが発見され、自身に「自らの死の段取り」を課すことになる。監督は知昭の娘で、是枝裕和監督らの映画制作現場に従事してきた砂田麻美。 引用:http://eiga.com/movie/56519/ 記事:柳澤
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コンテンツマネージャー 柳澤 昭浩

18年間の外資系製薬会社勤務後、2007年1月より10期10年間に渡りNPO法人キャンサーネットジャパン理事(事務局長は8期)を務める。先入観にとらわれない科学的根拠に基づくがん医療、がん疾患啓発に取り組む。2015年4月からは、がん医療に関わる様々なステークホルダーと連携するため、がん情報サイト「オンコロ」のコンテンツ・マネージャー、日本肺癌学会チーフ・マーケティング・アドバイザー、3Hクリニカルトライアル株式会社、3Hメディソリューション株式会社のマーケティングアドバイザー、メディカル・モバイル・コミュニケーションズ合同会社の代表社員などを務める。

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