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Insight Gateway お役立ち情報①

[公開日] 2021.06.15[最終更新日] 2021.06.15

治験担当医に直接チャットできる仕組み、Insight Gateway(インサイト ゲートウェイ)をより理解をしてご利用いただく為に、お役立ち情報を掲載していこうと思います。 第1弾は、「Insight Gateway(インサイト ゲートウェイ)で扱う第Ⅰ相試験って何?」です。

Insight Gateway ご登録は以下URLより

https://oncolo.jp/insight_gateway/ncce/

第Ⅰ相試験とは・・・・

■目的 新しいお薬を患者さんに投与し、治療の安全性や有効性を確認することを目的に行います。世界で初めてヒトに投与されるお薬や既に海外で安全性確認が行われており、日本人に初めて投与されるお薬などがあります。 ■適用量の確認 少量から薬剤を開始し、安全かつ効果的な薬の適用量を確認します。 そのため、少人数ずつ投与が進められます。 ■体の中で、薬がどのように巡っているかの確認 ・吸収…どこから吸収され ・代謝…どこを巡り ・排泄…どのように出ていくか(何時間有効成分が体に残っているか) ※採血を繰り返し行ったり、がんの中で、お薬の目的となる変化が想定通りおこっているかを確認するために組織を採取させていただくこともあります

患者さんの安全が第一

薬の効果も、副作用も人それぞれ異なります。第I相試験で投与され、世界で初めて効果が確認されることもあれば、世界で初めての副作用を認める場合もあります。 だからこそ、安全確保の為に、慎重に医師が診てくださり、検査を通常の診察以上に実施し、常に安全管理を怠りません。そのため、入院が必要になったり、通院の頻度が通常より多くなったりします。また、参加される前には、事前の確認検査が通常より多くなり、色々な検査を受けていただくこともあります。検査結果や問診により、希望される治療を受けられないこともありますが、それも安全確保のためです。お薬の種類によって、参加条件は異なります。

患者さんの意思が尊重される

治験に参加した後でも、患者さんの意思が尊重されます。 治療を続けたくない場合には、先生にしっかりと相談した上で、いつでもやめることができますので、些細なことでも、気軽に先生や、治験コーディネーターさんに相談しましょう。

アジアトップクラスの第Ⅰ相臨床試験実績の病院

今回、Insight Gatewayでご協力いただける国立がん研究センターは、日本のみならず、アジアトップレベルの実績のある病院です。

最後に

国内でも有名な国立がん研究センター東病院と、オンコロがなぜ共同してこのようなサービスを始めたか。それは、昨今、 患者さん全員を対象ではなく、それぞれのお薬の標的となる遺伝子異常やタンパクの発現などを持っている患者さんを対象とするなど、個別化医療が進んできております。また、新薬の開発の進歩が早く、日本人での開発を促進する(世界から遅れを取らないため)ことも重要です。一方で、そのような新薬の情報へのアクセスは日本では、まだまだ進んでおらず、また、第Ⅰ相試験の存在を知らなかったり、正しく理解できずにいる患者さんが日本全国にはいらっしゃる可能性があります。そのような患者さんのために、このようなサービスを始めました。 今回は第Ⅰ相試験について記載しました。 ★まずはご利用頂き、わからないことは何なりとお申し付けください。 ★Insight Gateway(インサイト ゲートウェイ)へのご登録は以下URLよりお申込みください。 https://oncolo.jp/insight_gateway/ncce/
オンコロブログ

中山裕樹

帝京大学臨床検査科を卒業後、国立の小児専門病院にて検査技師として勤務。幼くして治療法がない患者さんとそのご家族を目の当たりにし、新薬開発の急務を痛感。その後、臨床開発企業に転職、治験コーディネーター(CRC)の経験を経て、2017年2月にクリニカル・トライアル(現 3Hクリニカルトライアル)に転職し、現在に至る。現在はオンコロジー事業部にて、問い合わせと医師主導治験のサポートを担当。

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