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オンコロ開設3年経過~遠隔相談アプリ「オンコレ」スタート、これからの方向性~

[公開日] 2018.05.15[最終更新日] 2018.05.15

オンコロの可知です。 2015年5月15日に開設したオンコロは、開設三周年となりました。これまで続けることができたのも、応援頂いている皆さまのおかげだと思います。有難うございました。 今年も、オンコロの現状をつらつら書かせて頂きますので、お付き合いくださいませ。

5000人以上の患者さん・ご家族と接して

オンコロの特徴の一つに、スタッフ一同が患者さんやご家族と接点を持ち続けることがあります。 コンタクトセンターは平日10時から18時30分で稼働。毎日10人程度の患者さんと接しています。 セミナーは毎週金曜日に開催。スタッフともども一緒に体感しています。 そんなこんなで、オンコロは5000人以上の患者さんやご家族と接してきました。 特にこの一年は2500人程度の方と対話させて頂いており、それはオンコロの財産だと思っております。 その中で、急成長を遂げているスタッフがいます。 コンタクトセンターの中山です。 彼は、成育医療センターへの派遣検査技師から、治験コーディネーターを経て2017年2月からオンコロにジョインしています。 にもかかわらず、はじめ患者対応がイマイチでした。やりたいことが見つかりませんでした。 そんな彼と去年の日本臨床腫瘍学会の帰りの車で「まず、1000人の患者さんと対話してみろ」と話しました。 それからひたすら患者さんと接す日々。600人の方の電話対応をしたとのことで、その数は私を超えたと思います。 彼は、きめ細かい対応が好きなスタッフに成長しました。 患者さんやご家族をなるべく見捨てない。そんな対応がスムーズにできるようになりました。 彼の元には、患者さんからの感謝のメールがたくさん届くようになりました。 そして、彼と話すと色々とアイデアが溢れます。「患者ニーズを間近で聞き続けているやつの言葉は重みがあるな」と思います。 そんなスタッフ達もオンコロの財産です。

がん患者相談アプリ「オンコレ」リリース~情報提供とは?~

3年間オンコロを運用してわかったことがあります。 医療メディアでは、患者さんやご家族のニーズはある程度答えられても、ウォンツを答えるのは難しいということです。 それは、コンタクトセンターで対話したり、セミナーでのQ&Aを見ていればわかります。 欲しい情報は、一般的なありふれた情報ではなく、「いま、自分たちが必要としている情報」であり、そのほとんどが「受けている治療が正しいかという確認」なのです。 しかしながら、コンタクトセンタースタッフは医師ではないため情報提供はかなりの制約があり、セミナーでは時間が限られているため個別の質問に答えられません。 また、希少がんセミナーなどは北は北海道から南は沖縄まで、遠方の方が国立がん研究センター中央病院に訪れます。 それを見ていて、考案・開発したのが「オンコレ」という、遠隔相談アプリです。 これをローンチするのにあたり、「医師は実名であること」と「リーズナブルな価格であること」という二つのことに注意しました。 この手のアプリは、医師を実名にすると「医師が集まりづらい」というハードルが立ちふさがります。 低価格だと、サービス自体がとん挫する確率が上がります。なお、価格は4,860円となり高価に感じる方も少なくないかもしれませんが、1年は事業赤字であろうと考えています。 そんな「オンコレ」ですが、β版を、本日、ローンチしました。 がん専門医は、勝俣範之先生(日本医科大学)、佐々木治一郎先生(北里大学)、後藤悌先生(国立がん研究センター中央病院)の三名に動作確認を兼ねてお願いしました。 今後、システム改修ともに、多くの医師に賛同いただくための活動を行っていければと思います。 詳しくはコチラ オンコレ(オンコロ・プレミアム・ドクター・コレクション)はコチラより

イチIT企業として、医療機器プログラム開発

オンコロ運営会社の片割れである株式会社クリニカル・トライアルはIT企業です。 現在、オンコロを中心にして、医療機器プログラムを開発中です。 実は、最近、医薬品医療機器総合機構(PMDA)や厚生労働省に頻繁に相談に伺っています。 また、日本医療研究開発機構(AMED)に補助金申請を行っており、申請がとおれば、資金面からの実現性も上がると考えています。 詳しいことは言えませんが、がん患者さん向けのアプリを医療機器プログラムとして保険償還させることがゴールといえます。 医療機器開発は医薬品と勝手が違うことも多く、一つ一つクリアしている段階ですが、うまくいけば来年に治験を開始する予定です。 さて、2015年開設当初は濱崎と2人だったオンコロスタッフも臨床開発スタッフ、ITエンジニア、デザイナーいれて18名になりました。 各メンバーが、それぞれのミッション・ビジョン・バリューを掲げて邁進してまいります。 これからもオンコロを宜しくお願い申し上げます。 株式会社クリニカル・トライアル 株式会社クロエ 希少疾患・オンコロジー統括グループ長 可知 健太(オンコロ/RareS責任者) スタッフ一、コンテンツマネージャー同 濱崎、吉越、小澤、前原、筒井、深谷、鳥井、中山、大内、海東、中島、高橋、李、大堀、伊藤、赤星、橘、米川、柳澤、川上
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3Hメディソリューション株式会社 執行役員 可知 健太

オンコロジー領域の臨床開発に携わった後、2015年にがん情報サイト「オンコロ」を立ち上げ、2018年に希少疾患情報サイト「レアズ」を立ち上げる。一方で、治験のプロジェクトマネジメント業務、臨床試験支援システム、医療機器プログラム開発、リアルワールドデータネットワーク網の構築等のコンサルテーションに従事。理学修士。

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