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“謎”のチャリティーイベント:オンコロライブ

[公開日] 2017.10.18[最終更新日] 2017.10.18

がん情報サイト「オンコロ」コンテンツ・マネージャーの柳澤です。  さて、毎年秋は学会シーズンということもあり、大変バタバタしており、9月10日(日)渋谷duoにて開催した小児がん・AYA世代のがん啓発ライブ「Remember Girls Power!!2017」のご報告と御礼が遅れましたことお詫び申し上げます。  昨年2016年9月9日、がん情報サイト「オンコロ」では初めてのチャレンジ「Remember Girls Power!!2016」を開催し、今年も無事開催できましたこと、また、ご参加頂いた皆様に心より御礼申しあげます。当日の会場での皆様のご寄付(135,302円)全額を、出演者、参加者、主催者を代表しPileさんから国立がん研究センター中央病院 病院長:西田俊朗先生に贈呈されました。以下に簡単な報告動画をまとめましたので、是非、ご覧下さい。 <【ダイジェスト版】オンコロ Presents チャリティライブ「Remember Girls Power!!2017」>
   ところで、昨年、情報サイト「オンコロ」が主催した「Remember Girls Power!!2016」に参加頂いた方からは、TwitterなどSNSで「神ライブだった!」「最高だった!」と評価を頂きながらも、実は「謎のチャリティーライブ」とも言われていました。また、TwitterなどSNSでは、せっかくちょっと考えてネーミングした「Remember Girls Power!!2016」ではなく、このライブのことが「オンコロ」「オンコロライブ」として広まってしまいました。第2回目を終えた今は、私もスタッフも、もう『「オンコロ」、「オンコロライブ」でいいか』という感じです。  第2回目の開催を前に、なぜ「謎のライブ」と言われたかを考えたのですが、それは純粋に音楽を楽しみに来た方に、会場で私たちのメッセージや思いを、アーティストのパフォーマンスを通じて感じて貰おうということから、主催者からのメッセージはあえて伝えていなかったことからと考えました。  そんなことで、せっかく純粋に音楽、ライブを楽しみに来た方を前に、おしきせがましい主催者の挨拶をするなど無粋かとも思いましたが、今年はちゃんと冒頭にご挨拶、ライブの趣旨説明をさせて頂くことにしたのです。以下が当日のご挨拶のプレゼン資料です。簡略化して紹介します。 <スライド1>  せっかくの日曜日に、このライブに参加頂いた皆さんに御礼申し上げます。今回の参加者は、チケットをご購入頂いた方、小児がん・AYA世代のがんを体験し招待させて頂いた皆さん、そして今回、助成させて頂いた国立がん研究センターなどからの医療者の皆さんです。  <スライド2>  こんな風貌ですが、私が何者か?何をやってきたか?。今は、がん領域の様々な仕事に関わっていますが…。 <スライド3>  昔は、下手くそなヘヴィメタルのドラマーでした(ここで会場からの声援が)。その頃、髪の毛をぞんざいに扱っていたのが原因で、今の私になりました(ここで笑い)。 <スライド4>  そして、いろいろ調べてみると、海外では、私が憧れていた数々のHard Rock、Heavy Metalのアーティストが、がんの啓発や研究支援のため、チャリティーライブや活動を行っていることを知るのです。スライドの写真は、胃がんで亡くなったロニー・ジェイムス・ディオさん。彼のご家族、親交のあったアーティスト、ファンにより、基金が作られ、今も活動を続けています。 <スライド5>  海外でできるのなら、ここ日本でもできるはず。日本には、世界に名を轟かせるLOUDNESS(ラウドネス)がいて、そして、リーダーでドラマーであった樋口宗孝さんは肝臓がんで亡くなり、ご縁あって樋口さんの名前を冠に、樋口宗孝がん研究基金を設立したのでした。 <スライド6>  そして、そして、LOUDNESSやLAZY、樋口さんと親交のあった多くのアーティストの賛同を得て、Rock Beats Cancerというチャリティーライブを大阪・東京・京都などで開催しました。出演者には、今や世界的にも有名になったBABYMETALもおり、日比谷でのライブは「伝説のライブ(?)」とも言われています。Rock Beats Cancerは、一時中断しましたが、昨年末に、LOUDNESSさん、LAZYさん、GRANRODEOさん、スペシャルゲストに胃がん体験者の柴田直人さん(from ANTHEM)、SEKIRARAさんなどの協力によりVol.5@六本木も実現しました。 <スライド7>  そして、もうちょっと調べてみると、海外ではビヨンセ、マライヤ・キャリーなど発信力のある沢山の女性アーティストもがん疾患啓発、研究支援のための寄付をよびかける活動に取り組んでいることを知りました。 <スライド8>  そして、日本に目を向けると、この活動が小児やAYA世代(15歳~39歳)のがんを対象としていて、AYA世代は、A(アドレッセント)and Y(ヤング)A(アダルト)ということで、日本には「夢みるアドレセンス」(アドレセンスはアドレッセントの名詞型)というアイドルグループもいることを発見し、一緒にできないかな~?と思っていたところ、マネジメントさんやメンバーの理解も得て、がん情報サイト「オンコロ」を運営する会社の社長、責任者を、いろんなジャンル、多くの女性アーティストのライブに連れまわしたのです。 <スライド9>  そんなことで、昨年、実現したのが、「Remember Girls Power!!2016」です。出演者は、ただ出演してくれるだけでなく、マネジメントさん、アーティストさんに事前にこの開催趣旨を説明し、賛同頂いた方だけで実現しました。 <スライド10>  この趣旨で、このジャンルで、しかも素人がやってみたのですが、恥を忍んで言うと、興業的には大きな赤字で終わってしまいました。しかし、皆さんのご寄付は、全額、がん情報サイト「オンコロ」から樋口宗孝がん研究基金に寄付されました。  いろいろご意見を伺うと「チャリティーライブだから、アーティストのライブはあんまり楽しめないんじゃないの?」「お堅いイベントだろ?」というもので、これは私たちがしっかり伝えていなかったことが要因であると反省しています。しかし、ライブを終えた後は、冒頭にも紹介したように「神ライブ!」とのありがたい評価も頂いたのでした。  そして、「がん」という病気のイメージから、出演頂くアーティストさんのブッキングにもかなり苦労したのも事実で、加えて、ご支援のお願いをして回る中で「ロック(Hard RockやHeavy Metal)、アイドル、アニソンなどでがん啓発など不謹慎だ」なんて言葉もかけられたりしました。 <スライド11>  しかし、皆さんは知っていますよね?大好きなアーティストが、本気で、頑張ってるのを。そこにはジャンルは関係ありませんよね?マイナーなジャンルであろうがなかろうが、音楽が与える感動を知っていますよね?音楽は素晴らしいです。  今回出演頂くアーティストさん、そして、ここに足を運んでくれたファンの皆さんを誇りに思います。1年目、2年目、そして3年目に大きく飛躍しようと思っています。そして、今日は、皆さんが大好きなアーティスト、誇りに思うアーティストのライブを存分に楽しんで行って下さい。  ライブ当日は、子供たちや、医療を学ぶ学生、スタッフによる募金活動を行い、当然のことながら各アーティストの皆さんのライブパフォーマンスは素晴らしく、昨年同様に、ライブ会場はとても優しい雰囲気に包まれました。最後は、有志出演者によるハイタッチでのお見送り。  今、この記事を書きながらも、音楽は素晴らしいな、そして大きな力を持っているなって思います。この感動と興奮を一人でも多くの人に伝え、そして、その思いが更に広がり、このイベントの趣旨が実現できるようにと思いを新たにしています。  末筆ですが、同じ主催者側ではありますが将来を信じ、ちょっと無謀とも思えるイベントに一緒にチャレンジすることに決めてくれた滝澤社長、がん情報サイト「オンコロ」責任者:可知さん、オンコロスタッフのみんな、運営に協力してくれた株式会社クリニカル・トライアル、株式会社クロエのみんな、樋口宗孝がん研究基金のスタッフ・ボランティアの皆さん、今回のイベントに協賛頂いた認定NPO法人キャンサーネットジャパンさん、R-Fieldさん、司会進行にあたってくれた小林美幸さん、制作にあたって頂きました舛田さん、竹澤さん他制作スタッフの皆さん、フォトグラファーのKAZANさん、映像担当のかるてぽすとさん、転換映像制作の山地さん、会場渋谷duoさん、運営ボランティアの皆さん、参加頂いたがん体験者の皆さん、国立がん研究センター中央病院などからの医療者の参加者の皆さん、出演者マネジメントの皆さん、出演アーティストの皆さん、そしてライブに参加頂いた全ての皆さんにSpecial Thanksです! 追伸:「Remember Girls Power!!2017」のおおよその興業的収支がまとまりました。赤字にならなくてすみました。外部へのご寄付もできました。  正直申し上げます。1年目は、ちょっと大きな赤字でした。2年目は赤字になりませんでしたが、参加者数は1年目を下回りました。でも、これは成長したと勝手に理解しています。ライブは「神ライブ」と言われたように、暖かく優しく素晴らしかったです。ありがとうございました!  決めました。来年もオンコロライブ「Remember Girls Power!!2018」を9月X日@XXXXでやります。日付と場所は早めに公開します。皆さん早めにSave the Dateです!協賛企業、この趣旨に賛同し出演頂けるアーティストさん、絶賛募集中です!連絡お待ちしております(笑)。 ライブについてのお問合せはコチラ
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コンテンツマネージャー 柳澤 昭浩

18年間の外資系製薬会社勤務後、2007年1月より10期10年間に渡りNPO法人キャンサーネットジャパン理事(事務局長は8期)を務める。先入観にとらわれない科学的根拠に基づくがん医療、がん疾患啓発に取り組む。2015年4月からは、がん医療に関わる様々なステークホルダーと連携するため、がん情報サイト「オンコロ」のコンテンツ・マネージャー、日本肺癌学会チーフ・マーケティング・アドバイザー、3Hクリニカルトライアル株式会社、3Hメディソリューション株式会社のマーケティングアドバイザー、メディカル・モバイル・コミュニケーションズ合同会社の代表社員などを務める。

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