自由診療とオプジーボの組み合わせの危険性 適正使用に関する呼びかけ PMDAサイト内に掲載


  • [公開日]2016.07.19
  • [最終更新日]2017.11.13[タグの追加] 2017/11/13

オプジーボの適正使用 製造販売後元も注意喚起

7月19日、オプジーボの製造販売元である小野薬品工業株式会社およびブリストル・マイヤーズ・スクイブ株式会社の「オプジーボ®の適正使用について」が、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)のWebサイトの「製薬企業からの医薬品の適正使用等に関するお知らせ」ページに掲載されました。

これは業界関係者向けとなりますが、少し情報発信させてください。

先週、「臨床腫瘍学会 緊急注意喚起 オプジーボ不適切使用により死亡例も」というブログを掲載しましたが、今回情報公開されている患者さんは、オプジーボを保険診療にて使用している医療機関とは別に、自由診療による「免疫療法(α、βリンパ球、約45億個)」を併用したようです。

オプジーボ初回投与から40日目、免疫療法使用後27日目に亡くなっておられます。

もともとの病歴や初回投与後の嚥下障害など、公開された情報からは色々なことが憶測できますが、小野薬品工業からは以下のように注意喚起が発出されています。

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上記のレポートは医師向けではありますが、患者こそ知るべき情報だと思い情報発信しました。

お気持ちはものすごく理解できますが、どうぞ冷静な判断で治療に臨んでくさいませ。

製薬企業からの医薬品の適正使用等に関するお知らせ(PMDA)

http://www.pmda.go.jp/files/000213183.pdf
サムネイル画像は上記から切り取っています。

記事:可知 健太

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