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日本臨床腫瘍学会学術集会初!患者さん向けトラベルグラント

[公開日] 2018.04.06[最終更新日] 2018.04.06

 こんにちは、メディカル・プランニング・マネージャーの川上です。今日はとっておきの耳寄り情報をお届けします!  2018年7月19日(木)から21日(土)の3日間、神戸で開催される第16回日本臨床腫瘍学会学術集会が、学術集会に参加する患者さん・ご家族、市民の皆さん(医療従事者・医療関係企業の方を除く)に向け、交通・宿泊費の助成を行う「トラベルグラント」を募集しています。このトラベルグラントは、「学術集会で学びたい」という方が遠方の方でも参加しやすいように設定されており、特別な活動をしていなくても、お気軽にご応募いただける枠組みになっています(ただし、選考があります)。詳細・お申し込みは、コチラに記載の、7.トラベルグラント募集要項 をお読みください。トラベルグラントのお申込みは4月30日までですので、お早めに!  このWebページに記載があるように、第16回日本臨床腫瘍学会学術集会では、患者・家族の方にご参加いただきやすいよう、参加費の優待プログラムも用意しています。学術集会への参加費用は、学会の会員ではない医療関係者の方々ですと、30,000円以上に設定されていますが、なんと!患者さん・ご家族、一般の方々については、3日間通しで、1,000円で参加できるプログラムです。これは、PAP(Patient Advocate Program)と呼ばれています。  学術集会では、最新のがん臨床研究の成果が発表されたり、これからの課題について各領域の専門家らが討議を行ったり、と、がんを深く学ぶには最高の場です。PAP枠で参加する方も、決められたルールを遵守すれば原則、どのセッション(プログラム)にも参加可能です(ただし、薬機法による制限のため製薬企業共催セッションにはご参加いただけません)。また、初めて学会に参加する方や、学会の通常セッションが難しいと感じる方には、PAP専用のお部屋で、わかりやすいプログラムが準備されています。  ところで現在、薬機法(正式には、「医薬品医療機器等法」)では、がんに関する医療用医薬品を販売する際に、一般への広告を禁止しています。これに則り、今までは、学術集会に一般の方が参加できても、企業展示ブースへの立ち寄りを制限されていました。これは、企業が学会で医療者向けに出している情報が一般の方の目に触れること=「広告」となり、薬機法違反になると解釈されていたからでした。  ところが先月、厚生労働省から「学会展示ブース等における医薬関係者向け広告資材の一般参加者への配布について(Q&A)」という文書が通達されたこともあり、一般の方が学術集会の企業展示ブースに立ち寄ることを制限する理由はなくなりましたので、今後に期待したいと思います。  学術集会に参加すると、知識を得られるだけでなく、全国から集まる患者さんや支援者の方々と交流できることも魅力の1つです。同じ志を持つ仲間と、課題と知恵を共有し、有意義な3日間を過ごしませんか?ちなみに私は、3日間、PAP の運営をサポートさせていただく予定です。ぜひ、皆さんと神戸でお会いできたら!と思います。
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川上祥子

1992年早稲田大学第一文学部卒業。国際線客室乗務員として4年間の勤務後、歯科医院立ち上げを経験し医療に関心を持つ。その後、東京医科歯科大学医学部保健衛生学科看護学専攻入学、卒業。看護学生時代にがん体験者の講演を聴き、社会でがんと向き合う人々への支援の必要性を実感して以来、キャンサーネットジャパンに関わり、臨床を経て2007年1月、キャンサーネットジャパン専任理事となり、2015年4月ー2017年3月まで事務局長を務める。2017年10月より、メディカル・モバイル・コミュニケーションズ合同会社 共同代表。臨床は東京大学附属病院放射線科病棟、都内クリニック乳腺化学療法外来等を経験。近畿大学医学部非常勤講師、頭頸部癌診療ガイドライン外部評価委員、大腸癌研究会倫理委員会・利益相反委員会委員。

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