オンコロの高橋です。

先週、可知が本庶祐先生のノーベル賞受賞の反響や、加熱する報道から考えられる危険性についてのコラムを掲載しました。

その中で、ほんの少しオンコロのコールセンターについても触れてあったのを覚えてらっしゃる方はいるでしょうか。

私は普段オンコロのコールセンターで患者さんやご家族からのお問い合わせを受けており、先週のコラムで言うところの「電話がひっきりなしに鳴る」状況を受け止めている一人です。

詳しい数字は避けますが、先月の今頃の数十倍の問い合わせがある状況で「問い合わせが増えると良いな…」なんて思っていたことがすでに懐かしくすら感じます。

こういった状況ですので、直近の問い合わせとそれについて思うことを書かせていただこうかと思います。今までの問い合わせは、オンコロに掲載している治験の情報に関する問い合わせや、サイトのコンテンツに対する問い合わせがほとんどでした。

今現在もそういった問い合わせメインですが、問い合わせ内容の傾向として「どうしても免疫チェックポイント阻害薬を使いたい」という方からの治験問い合わせがやはり多いように感じます。

そして免疫チェックポイント阻害薬を使用する治験がないかをお調べいたしますが、治療状況などで参加できない場合や、そもそもそういった治験が実施していない場合がほとんどでした。

それでもなお使いたいと希望される方々から時折、どこそこのクリニックさんは使えると聞いたが…というようなことも耳にします。その言葉を聞くたびに、正直大声で「ダメー!」と叫びたくなります。心の中では叫んでいます。

ダメと叫びたくなる理由は先週の可知の内容と被りますので割愛しますが、その方法を採るくらいならば、今一度正攻法である標準治療を見直してほしいと思います。

保険診療外の治療はここぞという時に使える必殺技のようなものではなく、裏技ですらありません。治験で使用するお薬も必ずがんに効くとは限りません(効くかどうかを調べる段階です)。

色々な選択肢を探すことは、私が言うのも烏滸がましいですが、いいことだと思います。

ですが、 標準治療は効果安全性が確認された最良の治療だということを忘れないでほしいです。

高橋 ミカ

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