【メルマガコラム】免疫クリニックの治療と治験の参加条件[vol.48]


  • [公開日]2017.12.21
  • [最終更新日]2017.12.21

コラム

オンコロの海東です。
前回自分書いたがコラムで「オンコロの治験情報の参加条件等を簡単にまとめてみようかと考えてますので、お楽しみください。」と書いたのですが、今把握している治験の情報をまとめるのがコラム枠だと厳しいということもあり、ブログ等で説明できればいいかなと思ってます。

あと量が多いので、少しお時間いただければと思います!
話はかわりますが、某免疫クリニックさん数件から資料請求をしてもらっており、その内容を記事としてあげる予定です。

まだ中身をみていないので何とも言えませんが、科学的根拠や副作用とかの対応はクリニックでどうするのか?など、自分でも気になる点があるので、その点を調べてお伝えできればと思ってます。
クリニック等でやられているのは、樹状細胞ワクチン療法、NK細胞療法、がんペプチドワクチン療法などがありますが、いずれも治療効果は認められておらず自由診療で高額です。
オンコロのお問合せでも、免疫クリニックさんのお話は結構聞かれる内容でもあったりします。
治験での話になりますが、免疫クリニックで治療を行っている方は、治験の除外基準に該当することが多く参加できないことが多いです。

免疫チェックポイントの治験に関してですと、除外基準に「過去に免疫に作用する治療をした事のある方」といった記載等があるからなのです。
あと、全般的に標準療法診療ガイドライン)に反した治療も除外にあたることがあります。
治験も含め検討されている方は、ご注意くださいね。 

最近記事のネタ探しで、WEBを調べていたら
●● クリニックのアルファ・ベータT(αβT)細胞療法についての同意説明文書を見つけることができました。
その説明欄にエッ?とした内容があったので、一部紹介します。
・この治療の予想される効果
この治療法は、現在医学的エビデンス(実証)を集積しているところです。
この治療によってのがんの縮小、消失、延命は必ずしも確約される物ではありません。
・起こるかもしれない副作用
本治療法は副作用が非常に少ないと言われております。
・約10%の患者様に発熱などの症状がおこることがありますが、24時間~48時間程度で解熱します。市販の解熱剤等で対応されてもよいです。
・緊急時などの対応について
当クリニックは夜間・休診時などに緊急の対応は致しかねます。
必ず全身管理をしていただける施設にかかっていただき、当クリニックでの治療以外については、そちらの主治医にご相談ください。

これは、ほんの一部になりますが、突込みどころのある内容でした。
臨床研究、又は治験としてエビデンス(実証)を集積しているのか?
市販の解熱剤でいいの??
副作用などに関しては、ほかに投げやり?など・・・
みなさんは、どう思いますか?
海東 誠博

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