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【オンコロメルマガ】SNSで議論を呼んだ、某テレビ番組で取り上げられたひとつの言葉 [vol.176]

[公開日] 2020.08.26[最終更新日] 2020.08.26

こんにちは、オンコロの茂木です。 先日、某テレビ局の某1日番組で以下のような言葉が発せられたそうです。 「がんになって良かった」 私はこの番組を見ていなかったのですが、がんサバイバーのみなさんや患者さんご家族、ほか関係するさまざまな方が、SNSでこの話題を取り上げているのを拝見しました。 どのような文脈で語られたのか、その背景は分かりかねますが、この言葉が議論を呼ぶであろうことは、容易に想像できるかと思います。 意図があるにしろ無いにしろ、メディアを通して発せられた情報は大きく、そして広く伝わり、発信者が伝えたかったことと異なる帰結を迎えることが、往々にしてあります。 今回の件で言えば、この発言自体は個人の方が思ったことであり、それ自体には何ら問題はありません。 ただ、多数の人々に伝わることで、誰かを深く傷つける可能性があることをメディアが理解していたのかどうか、その責任を負う覚悟があるのかどうかが問われているのだと思います。 議論を呼ぶ発言があること、そしてそれをメディアが報じること自体は、悪ではないと考えます(そこに悪意が無ければ、ですが)。 それが新たな気づきや多様性の理解につながることもあり得るからです。 某チャンネルと比べると、オンコロは小さな小さなメディアではありますが、その責任を自覚しつつ、よい議論のきっかけとなるような情報発信を行えればと思います。 もし、オンコロの記事やSNS投稿などに意見や感想がありましたら、お気軽にコメントやリツイート等をしていただければと思います。 ともに議論を深めていきましょう。 茂木 孝裕
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