こんにちは、川上です。
オンコロが協賛させていただいたグリーンルーペプロジェクト 2019(以下、GL2019)は、天候が心配される中、なんとか雨に降られず盛況に終えることができました!
オンコロとしてもGL2019に関わっていましたが、川上は、GL2019の運営事務局としても関わっており、趣意書作成から資金調達、企画調整、運営支援と報告書作成までをさせていただきました!
渋谷のスタイリッシュな多目的エリア「渋谷キャスト」での開催。
ここに至るまでは、仮押さえ会場からのドタキャン→慌ててゼロから会場探し・・とのドタバタがありましたが、GL発起人代表の轟浩美さんのド根性に渋谷区と東急から救いの手が差し伸べられ、会場が決定したのは7月に入ってからでした。
そこから企画と趣意書を作成し、各所に支援のお願いをしてまわりました。
グリーンルーペは、サバイバーの複数の発起人で昨年の2月頃から構想し、昨年は9月1日(土)に、日本最大のショッピングモールである「越谷レイクタウン」にて開催したのが始まりです。
このときの報告書もぜひご覧ください。 GL2018報告書
昨年は、初めての取り組みであったこともあり、資金調達は困難を極めました。
それでも支援してくれた企業さんには、本当に感謝です。今年も難航はしつつも、昨年の実績があるからか、また、発起人の轟さん(希望の会)、長谷川さん(ワンステップ )、西口さん(キャンサーペアレンツ )、岸田さん(がんノート)らの活動がパワーアップしているからか、昨年よりも多くのご支援をいただくことができました。
当日は、渋谷区長や区議会議員が飛び入り参加した「ぶっちゃけトーク」もあり、区民の検診啓発にLINEを活用したらどうか?といった渋谷区らしいアイディアも出て、グリーンルーペ発起人の轟浩美さん(認定NPO法人希望の会 理事長)、長谷川一男さん(NPO法人 肺がん患者の会 ワンステップ 理事長)も大ノリ気。
私も、何かサポートできることがないかな、と、継続的に意見交換、行動を重ねていきたいと思っています。
グリーンルーペは、がん体験者が一般の方にがん啓発をしていくのが趣旨のプロジェクトです。
これまでの一般向けがん啓発では、がん体験者の立ち位置は、「私が、がんになってこんなに辛い思いをしたから、あなたには早く見つけてほしい」的なものがあったように思います。
メディアも自治体企画も、「かわいそうながん患者」としての役割を、明言せずとも期待して体験者を起用していたり、また、がん体験者自身も、そのような気持ちで(私のようにならないで・・)と、早期発見を訴えてきていたように思います。
グリーンルーペは、こうしたがん啓発とは一線を画し、がん体験者が発信する「あのとき、知っておきたかったこと」をモットーとしています。
がんと向き合う時は、「正しい情報」を得てほしいこと。
がんの撲滅はまだできないから、正しく知ること。
惹かれやすい情報はあるけど、何が正しいのかを知ってほしいこと。
がんになると、患者や家族がどんな問題に直面するのか・・等々。
がん・患者に対する偏見をなくし、正しい知識、正しい姿を知ってもらうこと。
がん体験者だからこそ、発信できること。
それぞれの立場で、なにができるか、ともに考えること。
がん啓発において、とても重要なことだと思います。
GL2019は、昨年に増して、関わるステークホルダーが多岐にわたり、事務局としての書類作成、連絡・調整の苦労はハンパなく大変で、正直、もう降りたい、と思ったことが度々ありましたが、こうしたアドボカシー支援は、私が、キャンサーネットジャパン時代から、ずっと、取り組んできたことでもあり、発起人の4人も、個人的にも大好きなサバイバーの方たちで、結局は応援したくてしょうがないんですよね・・(笑)。
なんにせよ、無事盛況に終えることができ、ホッとしています!
GL2019のページに、開催報告書がありますので、ぜひお目通しください。
GL2019報告書はコチラ
川上 祥子